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売上はいつ計上する?(サービス業編)

今回の記事では、ITサービス業を展開されている企業の方へ、サービス業の売上計上するタイミングを税理士がやさしく解説していきます。

売上の計上基準とは

売上の計上基準とは、「いつ売上を認識するか」の基準です。中小企業であれば複数の基準から自社に合ったものを選択することができます。

サービス業での売り上げ計上のタイミングはいつか

先生、経理処理で悩んでいることがあるんだけどちょっと教えてもらえるかな?

もちろんです。

うちの会社は今年からITサービス業をスタートして、サーバーの保守サービスとホームページ制作サービスを主な業務にしているんだけど、これまでやったことのない業種だからどのタイミングで売上を計上したら良いかわからなくて。お客さんから現金をもらったタイミングではダメなんだよね?

そうですね、ITサービス業など、サービス業の売上は一般的に「役務(サービス)の提供が完了した時点」で認識する必要があります。

なるほど。たとえば、2022年1月から6月末までのサーバー保守サービス契約だと、「2022年6月末」を過ぎたタイミングで役務の提供が完了するから、その時点で売上を計上すべきということ?

はい、そうなります。

ホームページ制作業での売り上げ計上のタイミングはいつ

それはホームページ制作サービスも同じ考え方?たとえば、2022年5月末までにホームページを完成させる契約を結んだ場合は、ホームページの完成がいつになったとしても「2022年5月末」を過ぎたタイミングで売上を計上するの?

いえ、ホームページ制作サービスは役務の提供ですが、「サーバー保守サービス」のように一定期間に均等でサービスが提供されるわけではなく、「ホームページの完成引渡し」という一時点に役務の提供が完了すると考えるため、完成したホームページを顧客に引渡した時点で売上を計上します。

「完成したホームページを顧客に引渡した時点」について、いったん顧客に納品したけれども、顧客から修正指示を受けて再度納品した場合は、二回目の納品のタイミングで売上を計上すればいいの?

そのとおりです。ホームページの制作や広告デザインの作成のように、顧客からの修正がある業種の場合は、顧客による検収が完了した時点で売上計上を行う「検収基準」を採用している企業が多いです。

よくわかったよ。いつもありがとう。

税理士の解説

サービス業の売上は「役務の提供が完了した時点」で計上します。「役務の提供が完了した時点」は、サーバー保守サービスのような継続的な役務と、ホームページ制作サービスのように一時点で完了する役務で異なるのでご注意ください。

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